ペルーの物価は安いと言われていますが、実際はどうなのでしょうか?
私はペルーに2年程住んでいますが、物価は非常に安いです。
ペルーの平均給料は、950ソル(31,000円)です。日本人の平均給料から考えると物価が安いです。日本の10倍くらい賃金が低いわけですから、物価が安いのも当然ですよね。
現地の物価は旅行をする際などに、持って行くお金の目安などにもなるので役に立つ情報だと思います。あなたがペルー旅行へ行かれる際の、参考にしていただければ幸いです。
日本の物価と比べてみた
ペルーの物価の安さを日本の物価と比べるとわかりやすいのではないでしょうか?飲料水、乗り物、飲食店などの物価をペルーと日本で比べてみました。
日本で売られている物と値段を比べると、ペルーの物価の安さが分かります。
■500mlの水の物価比較
日本:100円
ペルー:2ソレス(60円)
■コカ・コーラ500mlの物価比較
日本:150円
ペルー:2.5ソレス(75円)
果物の値段も安くてびっくりしました。イチゴやマンゴーなどが1キロ単位で売られているのですが、値段が5ソレス(約150円)。ペルーは食材の宝庫と呼ばれるほど多くの食物が生産されているため、果物や野菜などの値段が日本とは比べものにならないほど安いです。
ペルーの物価で一番安いなと感じたのは交通機関です。タクシーは基本乗車前に値段交渉をしますが、2キロ離れた場所でも5ソル(約150円)です。距離が離れた場所でも、日本と比べると非常に安い値段でタクシーに乗れます。
タクシーに乗る際に日本人は、ぼったくられやすいです。値段交渉の際にあまりにも値段が高い時には、すぐに違う運転手に声を掛けるか値切ってみてください。
バスはタクシーよりも安くて、2キロ離れた場所なら50センティモス(約15円)か1ソル(約30円)で乗車可能。少し距離がある場所でも3ソレス(約90円)で移動できます。
「コンビ」と呼ばれるバスは日本のファミリーカーサイズですが、いつも20人以上がぎゅうぎゅうで乗っています。バスやタクシーのデメリットとしてペルーの交通量が常に渋滞のため、目的地へ到着するまで大幅に時間がかかります。
渋滞が苦手なあなたにおすすめなのは、「メトロ・ポリタノ」と呼ばれるバスです。このバスには専用の道路があります。そのため、車で2時間かかるところを30分ほどで行けます。
運賃も距離に関係なく2.5ソレス(約75円)のため、タクシーやバスよりも安く済みます。休日や平日の昼過ぎは空いていますが、平日の出勤時間や退社時間は混んでいます。
ペルーでの食事の物価は安い!?
ペルーでの朝食は安くて、種類が多いです。私は家で朝食を作らない時には、家の近くの屋台で朝ごはんを食べます。目玉焼き入りのパンやお肉が入ったパンが1ソル(約30円)で売られています。
オレンジなどの生絞りジュースも1ソル(約30円)で売られています。パンとジュースが付いて約60円なので安いです。
ペルーのランチも安いです。日本では500円以下のランチ、ワンコインランチが人気ですね。ペルーのランチはおかず、ご飯、サラダ、ジュースが付いて7ソレス(約210円)というお店もたくさんあります。
メルカドと呼ばれる市場では、さらに安く食事を楽しむことができます。私の住む市場では4ソレス(約120円)でお腹いっぱいランチを楽しめることができます。ランチの安さからも、ペルーの物価がどれほど安いかが分かります。
ペルーのレストランの物価は、お店によって異なります。ペルーには個人経営のレストランとフランチャイズ経営のレストランがあり、個人経営のレストランは、比較的値段が安いです。
夜ご飯を食べる際に個人経営のレストランの場合は、15ソレス(約500円)でお腹いっぱい食べることができます。海外旅行の際に、夜ご飯を500円以下で食べられるとお得です。
フランチャイズ経営のレストランの場合は、一皿の値段が20ソレス(約650円)以上で、お会計時には個人経営のレストランの倍以上の値段を支払うことがほとんどです。
ペルーの個人経営のレストランは少し入りにくいかもしれませんが、安くてボリュームがあり美味しいのでおすすめです。
フランチャイズ経営のレストランは、もちろん味は美味しいですが値段は日本とあまり変わりがありません。ペルーの物価で食事をするなら個人経営のレストランがベストです。
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