2020年11月3日に行われる大統領選。
トランプ氏が再選を果たすのか、はたまたバイデン氏が勝利するのか?どちらが新しい大統領になるかは、同盟国である日本にとってはかなり重要ですよね。
そこで今回は2020年の大統領選、どちらが勝つのか予想してみました!
現在の選挙の情勢
10月19日時点では、世論調査の支持率でバイデン氏がリードしています。
まず、直近の討論会の視聴率について調べてみました。今回は同時刻にそれぞれテレビで討論会を開催したそうです。なので討論会の視聴率=関心があって観ている、という風に捉えることが出来ると思います。
結果はバイデン氏の方が僅差で視聴率が高かったそうです。これにより、バイデン氏により有利になったと思われます。
しかしながら、新型コロナウイルスに感染して復帰したトランプ氏もこれから更に追い上げを見せることでしょう。
今回の選挙の重要なポイントは?
浮動票のゆくえ
前回の大統領選では、浮動票がトランプ氏に流れたことが勝利の一因となりました。浮動票とは、どちらの党にも拘束されておらず、どちらの党からの説得にも耳を傾ける有権者が投じる票のことです。最近の一部調査結果では、「浮動票を持つ説得可能な有権者」は選挙民全体の15%〜20%を占めるかなりの勢力あることを示唆しているほどです。
では、今回の浮動票はどうなっているのでしょうか?
今回の浮動票は、全体の8%になるとみられ、前回の半分以下になるそうです。なので今回は、前回と同じような状況が起こる可能性が低いとされています。最新の支持率では、バイデン氏優勢は変わっていないが、差は縮まっているようです。前回よりも少ない浮動票ですが、その動向に注目ですね。
前回の大統領選
【2016年アメリカ大統領選挙】
前回の大統領選挙では、民主党にヒラリー・クリントン氏と共和党のトランプ氏が対決しました。主要メディアの世論調査で終始リードしていたクリントン氏が勝利する確率が高いと予測していましたが、それらを覆し、トランプ氏が見事に勝利しました。
中にはクリントン氏勝利の確率は99%としていたところもあったほどです。かくいう私も絶対にクリントン氏が勝つと思っていました。それだけに、トランプ氏の勝利は世界中が驚いたし、私も驚きました。笑
この予測が覆った理由としては以下の点が挙げられます。
・浮動票がトランプ氏に流れた
・世論調査の見落とし
・選挙戦直前でのメール問題
私もこのメール問題で不信感が芽生えて、あれ?というような気持ちになりました。この問題はオクトーバーサプライズと言われています。
「オクトーバーサプライズ」という言葉、あまり聞いたことがありませんでした。日本の選挙戦でも選挙直前に候補者の不祥事が取り上げられて、その出来事で国民が不信感を抱き支持が伸びずに落選になることがありますね。偶然なのか必然なのか…。この「オクトーバーサプライズ」、つまり10月中に起きた出来事によって対応が評価され、有利に働くこともあれば、不利に働くこともあります。今回はそんな「オクトーバーサプライズ」がどの程度影響があるものなのか?も踏まえて大統領選の行方を予想してみようと思います。
オクトーバーサプライズとは?
オクトーバーサプライズ(October surprise)は、アメリカ合衆国大統領選挙が実施される年において、本選挙投票の1か月前の10月に選挙戦に大きな影響を与えるサプライズ(出来事)が起こることを指します。
最も注目を浴びたのが1980年の選挙であり、この選挙以降米マスメディアの間で「10月の驚く出来事」という意味で頻繁に使われるようになりました。
今回のオクトーバーサプライズ
2020年は新型コロナウイルスの世界的流行の最中で、2020年10月1日以降に現職の共和党候補ドナルド・トランプをはじめとする数人の共和党関係者の感染が発覚し、ホワイトハウスでクラスターが発生したとみられる。ガーディアン紙は「史上最大のオクトーバー・サプライズになりかねない事態」と評した。
Wikipediaより抜粋
オクトーバーサプライズでは、その後の対応によって情勢が変わります。今回のこの出来事は一見不利なように見えますが、数日で回復したところは流石だと思います。そしてトランプ氏は感染したことでコロナウイルスに対する政策がより具体化することができて、終息に向けての一歩が踏み出せるのではないかと思います。
果たしてどちらが勝つのか…予想はズバリ!
裏を読んで、トランプ氏が逆転勝利すると予想します!
この大統領選の予想については、専門家の間でも意見が別れているそうなんです。
その中でも前回の大統領選を的中させていて、しかも1984年以降、9回の大統領選挙のうち8回で選挙結果を正しく予測したことで知られているすごい人がいるんです!確率高いですね。笑
その人は歴史学者アラン・リクトマン教授です。
リクトマン教授の今回の予想は…バイデン氏の勝利。
おっと、私と意見が別れましたね。笑
リクトマン教授は、世論調査の結果を分析するのではなく、過去の大統領選挙の歴史から選挙の勝敗を左右する13の指標を独自に導きだし、その指標にどれだけ合致しているかで結果を予測しています。
そのうえで「トランプ大統領は13の指標のうち7つの項目で合致しない。最終的な予測では1992年にブッシュ大統領がクリントン氏に敗れたとき以来の再選を果たせなかった現職大統領になるだろう」
と述べ、トランプ大統領は再選できずバイデン氏が勝利すると予測しています。
そして的中率がすごい方がもう一人いました。
ストーニーブルック大学のヘルムット・ノーポス教授です。過去6回の大統領選挙のうち、前回のトランプ氏を含む5回の選挙の勝者を的中させています。
ノーポス教授の予想はというと…91%の確率でトランプ氏の再選です!…同じ人がいてよかったホッ
ノーポス氏は、各種世論調査がバイデン氏のリードを示していることについて
「今、激戦州とされている州ではバイデン氏が数字上リードをしているが、2016年の時もクリントン氏が数字上、同じようにリードし、結果的にトランプ氏が勝利した」
と指摘しています。現在の情勢は歴史的に見ても予測を覆すほど特別な状況にはなく、おおむね予測通りに推移するだろうという見方を示しました。
様々な意見がありますが、どちらが勝つのか目が離せませんね!
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